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木造住宅を考えるときに気になるのが、シロアリによる被害です。柱や土台に被害を与える恐れがあるので、被害内容や被害に遭いにくい木材について知っておくことは大切です。木造の注文住宅のシロアリ被害について詳しく解説していきます。
木造住宅でシロアリ被害にあう可能性がある部分としては、以下が挙げられます。
これらは木造住宅を支える重要な部分ですが、木材の中から食べられていくので発見が遅れやすいのが特徴です。シロアリ被害が大きくなると耐震性能が低下する恐れがあります。また、大規模な修復も必要となるでしょう。
そもそも、シロアリというのはどのような特徴を持つ昆虫なのでしょうか。シロアリについての基本情報を押さえておきましょう。
住宅へ被害を与えるシロアリとして、次の4種類が挙げられます。
この中でも、特に被害を与えているのがヤマトシロアリとイエシロアリです。これらの羽アリを見つけた場合は、巣をつくられる可能性があるので注意が必要です。
シロアリは柱などの木材を食べることで被害を与えるイメージがありますが、それは木の食物繊維であるセルロースを栄養としているためです。つまり、セルロースがあれば家具や畳、段ボールなど様々なものを食べることができます。
食べることはなくても、侵入口を作るために断熱材や金属ケーブルに穴をあけることもあるので様々な注意が必要となります。
住宅に使用される木材の中でも高級なものが「ヒノキ」です。ヒノキはシロアリに強いと聞いたことがある人もいるかもしれませんが、シロアリに強い木材はあるのでしょうか。
ヒノキとヒバ、スギ、マツの4種類でシロアリによる被害を検証した実験では、被害が大きかった順から「マツ」→「ヒノキ」→「ヒバ」→「スギ」となりました。ヒバは殺虫成分であるヒノキチオールが低まれているため、シロアリ被害が少なかったと考えられます。ヒノキチオールはヒノキには含まれない成分ですから、気を付けましょう。
一番安価なイメージのあるスギが最もシロアリに強いという結果になりましたが、無垢農家材として採用されることも多いので、シロアリ対策としておすすめできることが分かります。
このように、高級だからシロアリ被害に遭わないというわけではなく、高級住宅に用いられるような木材でもシロアリ被害に遭うおそれはあります。そのため、住宅を建てるときには用いる木材についてしっかりチェックしておくことが大切です。
「豊かさ」「余白」「美しさ」「素材」
全てにこだわった
岐阜の高級注文住宅の施工事例集
シロアリ被害が起こると、せっかくの住宅が補修の必要な状況に陥ってしまう恐れがあります。シロアリを見つけたらすぐに駆除業者を手配することはもちろんですが、家を建てる前から対策しておくことも必要です。
そもそも、シロアリ被害を防ぐ対応については建築基準法で基準を満たすことが定められています。また、点検しやすい造りにする、バリア工法を行うなど新築時にしかできない対処法もありますので、注文住宅を設計する際に相談しておくことがおすすめです。建築後にどのような対策ができるかについても相談しておくと安心ですし、シロアリ対策についてはシロアリ対策のノウハウを持った技術のある住宅メーカー・工務店を選ぶことも大事でしょう。
「ザ・グラン」は岐阜県と愛知県をメインにハイエンドな高級注文住宅を展開している一級建築士事務所です。「美しい住まい。上質な暮らし。」をコンセプトに専属職人と大工による自社施工の家づくりをしています。
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(本サイト名「○△□ 岐阜の高級注文住宅」は禅僧の仙厓義梵が描いた「○△□」<出光美術館蔵>に感じる単純さ、ユニークさ、本質志向、自由さなどのイメージにちなんでいます。)