外観

岐阜県と愛知県をメインにハイエンドな高級注文住宅を展開している一級建築士事務所「ザ・グラン」の施工事例をご紹介します。「美しい住まい。上質な暮らし。」をコンセプトに専属職人と大工による自社施工の家づくりをしています。

水平ラインのデザインが美しい外観

土地の広さを活かすため、間口をたっぷりととった住宅。正面から見た外観は、水平ラインが際立つような屋根形状にデザインし、横に広がる優雅さを表現しています。門扉や玄関ドアなどもあえて見せない設計にして、細々とした装飾を排除することで、直線ラインのデザインの美しさを引き立たせています。

白い2つのボックスは2階のテラス部分。四方を高さのある壁で囲うことで、外からの視線を遮り、プライベート空間を確保するのはもちろん、外観デザインの一部にもなります。

2つのボックス部分であるテラスが前に飛び出しているような造りで、まるで宙に浮いているようにも見えます。シンプルな中にも奥行きが感じられるデザインです。

石、木、塗りの異素材の組み合わせが調和

白い塗り壁のボックスが映えるよう、外壁の素材は木と石、塗り壁のコンビネーションに。色味を抑えたアースカラーをベースにすることで、素材感がさらに際立ちます。

クールな印象の石壁の中に、温かみを感じさせる板張りの組み合わせ。一見、融合が難しそうな2つの異素材ですが、間に白の塗り壁が入ることで、違和感なく調和させています。車庫のシャッター部分も木製にするなど、使用する素材にとことんこだわりました。

ライトアップによって生み出されるもうひとつの風景

夜間は外壁のライトアップにより、石壁の凹凸がよりはっきりと表れます。塗り壁部分にはキャンバスのように、植栽の陰影が映し出され、建物自体がひとつのアート作品のように夜の風景に溶け込んでいきます。中庭や石塀周りの植栽も、外観を構成する重要な要素です。