高級注文住宅での天窓の設置を考える

自宅を建築する場合、天窓をつけるかどうか迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。こちらの記事では、天窓を設置するかどうか迷った時に考えたい内容についてまとめました。設置のメリット・デメリットについても紹介していますので、これから注文住宅の建築を考えている方はぜひ参考にしてください。

天窓を設置するかどうか迷った時は？

自宅に天窓を設置するかどうか迷った場合に考えたいのが「開放感のある家を希望しているか」「明るさに溢れた家が好きか」の2点です。天窓を設置した場合には開放感と明るさが大きく変わってきます。そのため、もし天窓を設置した場合と設置しない場合の環境を考えたときにどちらの方が好きであると感じられるか、また設置した場合の環境がどれだけ好ましいと感じられるかといった点を考えることにより、自宅を建築してから後悔することも少なくなるといえるでしょう。

また、上記のほか「北側にある部屋の日当たりが悪いため、光を取り入れて明るくしたい」「平屋ではあるものの風通しの良さを重視した家づくりをしたい」「デザイン性の高い家にしたい」のような希望をお持ちの場合も、天窓の設置を検討してみることがおすすめです。

天窓のメリット・デメリット

続いて、天窓を設置するかどうかを検討するにあたって設置した場合のメリットとデメリットを考えてみましょう。メリットとデメリットの両面から考えることにより、設置について冷静に考えられるはずです。

メリット

天窓の設置により得られるメリットとしては、まず「明るく開放感のある空間を演出できる」点です。天窓をつけるだけで、通常の窓と比較しておよそ3倍の光を取り入れられるといわれています。この点から、もし北側にある日当たりの悪い部屋だったとしても明るい部屋にできます。また、天窓をつけると通常の窓と比較するとおよそ4倍の通風量を得られるため、風通しが良くなる点もメリットといえるでしょう。

さらに窓を多くすると明るく開放感のある空間が作れる反面、周囲の家などからの視線が気になることもありますが、天窓を設置すればよほど高い建物がない限り上から覗き込むことは難しいといった面もあります。そのため、光を取り込みたいがプライバシー面も重視したいと考える方も天窓の設置を検討してみてはいかがでしょうか。

デメリット

天窓のデメリットとしては、雨が降った場合に雨漏りする可能性が考えられます。天窓を設置する際には、屋根に穴を開けて設置することになるため、施工時にしっかりとコーキングしないと雨漏りが起きるリスクがあります。さらに、設置から年数が経過すると、ゴムの劣化によって雨漏りが発生するおそれも考えられますが、定期的なメンテナンスを行うことで防げるでしょう。

天窓を設置すると定期的なメンテナンスが必要となるために維持費がかかってしまうこともあるため、設置時に性能が高いガラスを使用するのもポイントの一つです。加えて、夏の暑い時期には天窓から差し込む光が暑すぎると感じる場合もありますので、設置する際に遮熱性の高いガラスを選択することがおすすめです。

天窓を設置したい場合は建設会社に相談するのがおすすめ

天窓を設置する際に考えたい点についてご紹介してきました。明るく開放感のある住まいを作りたいと考えるのでしたら、天窓は選択肢のひとつとなります。加えて、通風性を良くしたい場合にも天窓を設置するのがおすすめといえます。

ただし、設置する場合にはメリットだけではなくデメリットについてもしっかりと検討することが大切です。さらに、設置する方角による違いもありますので、まずは建設会社に相談してみると良いでしょう。特に、設置時のシミュレーションを見せてもらえるとイメージしやすいためおすすめです。