このサイトは 「The Gran(ザ・グラン)」をスポンサーとして、Zenken株式会社が運営しています。
これはザ・グランの玄関の施工事例です。石壁と木を取り入れつつ、白を基調とした広い土間風の玄関の奥には、収納スペースを設置。季節の物や趣味の物、アウトドア用品などをたっぷり収納することができます。
玄関とリビングの間には大きな木の引き戸が。玄関のみでの対応で済ませられる場合には、扉を閉めればプライバシーを守ることができます。さまざまな大きさの窓を配置した、明るく、開かれたスペースです。
玄関は外観の次に人目に触れる場所であり、外部の人との接点がある場所。いわばプライベートとパブリックの境界線。上がり框が家の外と中を隔てる役割を持っています。
近年では単に出入りする場所としてだけでなく、靴以外の外遊び道具などが収納できるシューズクロークや、作業場を兼ねた土間として広いスペースを確保するデザインも増えています。この土間やシューズクロークは、玄関内にあるものの外部の延長部分になります。
窮屈感を感じない玄関では、道路との適度な距離感を大事にしています。道路から玄関までアプローチを敷くことで、ゆったりとした空間のよさが生まれます。
敷地境界線に塀をつくらず、歩道と一体化するように構えるのも上手な距離の取り方。道路と玄関の間に距離が取れない場合は、植栽でワンクッションおくとよいです。
また、玄関は家の奥が見えないように配慮することも必要で、下駄箱などで視線を遮るなど、開けた感じがしつつ肝心なところは隠されているのを意識するのがポイントです。
土間と上がり框は一体で考えると、玄関の雰囲気がすっきりとまとまります。
玄関土間に大理石を使ったら、同じ大理石を玄関框に入れるとまとまりがよいです。大理石という重厚な素材には、同じように重厚な素材でないと釣り合いません。木材ならカリンとの相性がよいです。
ストレートや玉砂利、テラコッタなど個性的な素材には、上がり框は床材と同じ素材を使うと見栄えがよくなります。無理に土間と框を合わせるのではなく、土間とは切り離して床材と揃えます。
ただ、スタイルは統一するのがポイント。玉砂利などの和の素材には、おなじく和の床材であるスギやカラマツなどの床材との相性がよいですし、その風合いが魅力のテラコッタではパイン材やカバザクラなどの明るい雰囲気の床材がぴったりです。
物の出し入れや履物の着脱がおこなわれる場所ですから、機能性のある照明計画が必要。足元をあかるく照らしてくれるダウンライトがあると便利です。
天井…照明器具の存在を感じさせない埋め込み式のダウンライトだと、空間をすっきりと見せてくれます。ただ、吹き抜けなどの高い天井には不向きです。
壁…足元を照らすフットライトがあると便利。
下駄箱などの収納部分…家具用ダウンライトや間接照明を、見えない部分に設置してライトアップ。センサーに反応して点灯するなど、便利な機能をもつ照明もあります。
床から天井まである大きな窓とスケルトン階段によって、明るく広々とした玄関。鉄骨と木を組み合わせた2階につながる階段は、蹴込板がなく、意匠性と開放感を兼ね備えた仕様になっています。
窓のガラスを乳白にすることで、明るさを取り込みつつ、外からの目隠しをしてくれます。土間のような使い方もできる、空間を贅沢に利用したゆとりのある玄関です。
「ザ・グラン」は岐阜県と愛知県をメインにハイエンドな高級注文住宅を展開している一級建築士事務所です。「美しい住まい。上質な暮らし。」をコンセプトに専属職人と大工による自社施工の家づくりをしています。
ザ・グランの建てる家は「高級注文住宅に類するけれども、いわゆるゴージャスの延長にある高級感ではなく、素材やゆとりのある空間設計にこだわった品性を感じる家」。
「本当に価値ある住まいとはなにか?」を探求し続けるザ・グラン若原代表の建築への思い、本物へのこだわりに共感し、高級注文住宅の新しいあり方について考えるため、Zenken株式会社レジデンス編集チームが当サイトを立ち上げました。
岐阜の恵まれた自然環境の中、若い感性で豊かな暮らしの本質を追求する「ザ・グラン」のご協力をえて、「本当に価値ある住まい」について探っていきます。
(本サイト名「○△□ 岐阜の高級注文住宅」は禅僧の仙厓義梵が描いた「○△□」<出光美術館蔵>に感じる単純さ、ユニークさ、本質志向、自由さなどのイメージにちなんでいます。)