○△□ 岐阜の高級注文住宅 » 知っておくべき基礎知識 » 高級注文住宅で大理石を使うときに知っておきたいこと

高級注文住宅で大理石を使うときに知っておきたいこと

このサイトは 「The Gran(ザ・グラン)」をスポンサーとして、Zenken株式会社が運営しています。

高級注文住宅を検討する際「インテリアに大理石を使ったおしゃれな家が夢だった」という方もいるのではないでしょうか。大理石を使うと部屋の中がラグジュアリーな空間になります。大理石についての知識がないと、失敗するかもしれません。採用する前に確認しておくと後悔せずにすみます。高級注文住宅で大理石を使うときに知っておきたいことについて解説していますので参考にしてください。

大理石ってどんな材質?

大理石はどんな材質でできているのかご存じですか?何種類?特性は?大理石は「天然大理石」だけではありません。「人工大理石」もあります。天然大理石は高価です。「住宅で使用するにはどれを選べばよいの?」など、落ち着いて考えてみるとわからないことが多いと感じている人もいるのではないでしょうか。以下では、大理石について詳しく解説します。

種類について

大理石の主要産地はトルコやイタリア・スペイン・ギリシャなどです。産出先はヨーロッパが中心ですが、ベトナムやミャンマー産も増えており、今までよりも安価に採用できる可能性もあります。

大理石は種類やバリエーションが豊富です。産地や地質条件によっても特性が異なり、正確な数を確認するのは難しく、天然大理石は数百以上の異なる種類が存在するといわれています。

有名な大理石の種類は、カララ大理石やカラムビア大理石、カラベリータ大理石、セルピンティン大理石などです。色は白や黒、グレー、ピンク、緑、黄色などです。模様は目の細かい模様やまだら模様など、材質や種類によってさまざまです。

特性について

大理石は地球の地殻から産出する一種の自然石、主成分は炭酸カルシウムです。石材の中でも変成岩に分類され、時間をかけて熱や圧力が加わってできた石で、美しく耐久性が高いため、加工後は建物の内外装や床、壁、柱、装飾など幅広い用途に使用されています。ただし、酸に弱いため屋外での使用には向いていません。

天然の大理石は高価なため、人工大理石や人造大理石のように、天然大理石を模倣した合成材料もあります。人工大理石はマーブル粉末(天然大理石の石灰岩から得られる粉末状の材料)、アクリル樹脂やポリエステル樹脂、顔料を使用して製造されたもので、キッチンカウンタートップ、浴室の壁や床、テーブルトップなどに使用されています。マーブル粉末、樹脂および顔料を組み合わせて製造されたものが人造大理石です。キッチンカウンタートップ、浴室の壁や床、テーブルの天板に使われています。

大理石を使用するメリット・デメリット

メリット

住宅で大理石を使用するメリットは高級感を演出できる、掃除がしやすい、傷や汚れが目立ちにくいことです。

大理石は磨くと独特の光沢が生まれ、格式の高い内装に仕上がります。白や黒以外にもピンク、ベージュなど明るいカラーもありますので、好みに合わせて選べます。掃除をするのが楽な点は大きなメリットだといえるでしょう。大理石の表面はツルツルしているため、乾いた布で軽くふき取るだけで簡単に掃除ができます。水回りで使用するときは、酸性に弱いため、強い成分の洗剤などを使うのは控えましょう。そして水分は残さないうようにすぐふき取ることです。

大理石にキズや汚れがついた場合も慌てなくて大丈夫です。ほとんどは模様に紛れてしまうので傷や汚れも目立ちにくいでしょう。

デメリット

大理石のデメリットは水に弱い、外壁には向いていない、経年劣化でツヤが失われる、定期的なメンテナンスが必要なことです。

耐水性が低いので、使う場所も考えた方がいいでしょう。大理石は酸にも弱く、酸性洗剤を使用してそのまま放置すると変色する可能性があるので注意しましょう。

小さな穴が空いた多孔質のため、外壁に使用すると冬場の凍結で膨張して亀裂が入り、落下する可能性が高くなります。床材や階段の使用は大丈夫です。

経年劣化によってツヤが失われていきますので、定期的なメンテナンスが必要です。業者に依頼しても大理石は扱いにくいためコストがかかります。そのままの状態で使用するという方法もあります。大理石を使用する用途によって、「磨く」または「磨かない」の判断をしてもよいのではないでしょうか。

業者とよく話し合ってから決めましょう

住宅の床やインテリアなどに大理石を取り入れると高級感があり、その空間だけ非日常を味わうことができます。カラーバリエーションも豊富で、掃除も簡単であれば使用したいと思う人も多いでしょう。

しかし、耐水性や酸に弱く、経年劣化でツヤが失われること、定期的なメンテナンスが必要でコストがかかるのがデメリットです。

大理石を検討されている人は、メリットやデメリットを考慮しながら、設計時などに業者とよく話し合うことが大切です。

sponsored byザ・グラン

「ザ・グラン」は岐阜県と愛知県をメインにハイエンドな高級注文住宅を展開している一級建築士事務所です。「美しい住まい。上質な暮らし。」をコンセプトに専属職人と大工による自社施工の家づくりをしています。

ザ・グラン 公式HP

ザ・グランの建てる家は「高級注文住宅に類するけれども、いわゆるゴージャスの延長にある高級感ではなく、素材やゆとりのある空間設計にこだわった品性を感じる家」。
「本当に価値ある住まいとはなにか?」を探求し続けるザ・グラン若原代表の建築への思い、本物へのこだわりに共感し、高級注文住宅の新しいあり方について考えるため、Zenken株式会社レジデンス編集チームが当サイトを立ち上げました。
岐阜の恵まれた自然環境の中、若い感性で豊かな暮らしの本質を追求する「ザ・グラン」のご協力をえて、「本当に価値ある住まい」について探っていきます。
(本サイト名「○△□ 岐阜の高級注文住宅」は禅僧の仙厓義梵が描いた「○△□」<出光美術館蔵>に感じる単純さ、ユニークさ、本質志向、自由さなどのイメージにちなんでいます。)

運営会社Zenken株式会社